本日は楽しみにしていた棋王戦第1局が、富山県魚津市で行われました。
若い同学年二人の対局は、タイトル戦では竜王戦以来なのですが、なんと午前中にはNHK杯の準々決勝第1局でも同じ二人の対局が放映されました。
こちらは藤井NHK杯の勝ち。感想戦も負けた伊藤匠七段は言葉少なめでしたが、佐々木勇気八段も積極的に輪に入り、和気あいあいとした様子に観ているこちらも楽しくなりました。
さて、棋王戦ですが、アベマのコメント欄でも、午前中から「入玉」について騒がれていましたが、知識ないためなんのことやらと気に留めていませんでした。
(余談ですが、アベマコメントですけど、やはり皆さん両方見ているみたいで「NHK杯」に対してのコメントも多く、面白かったです。)
午後、解説の方々が点数計算の話を初めたところで、「これは詰まないかもしれないってことなんだ!」とやっと理解が追い付いてまいりました。
そして17時を回ったところで、「持将棋(じしょうぎ)」という珍しい形で終了しました。
タイトル戦での「千日手(せんにちて)」は2023年叡王戦第4局:藤井聡太叡王対菅井竜也八段戦で、午前と午後のなんと2回千日手だったことが思い出されます。
あれにはしびれました。何たる体力と知力。
タイトル戦での持将棋は1991年の竜王戦第1局、谷川竜王VS森下卓九段(当時は六段だったそう)以来とのこと。(私にとってはついこの前のような年代ですが、33年前なんですね。ちょっとびっくり。)
ひょっとして、歴史の瞬間に立ち会えたのかしら。
藤井棋王のタイトル戦連勝が続いていたのですが、明日の新聞ではどんな報道がされるのでしょう楽しみです。
将棋は本当に面白いです。
次回棋王戦は2月24日金沢。
■「持将棋」については、日本将棋連盟サイトのよくある質問内に、「対局規定(抄録)」→「第6条 千日手・持将棋(※)」→「4.千日手局や持将棋局は、タイトル戦を除き、通常1局とは数えない。」との記述があります。気になるところです。